2022年 春の研究会 予定
春の研究会を下記に案内します。
日時2022年 5月 7日(土)13:30〜16:00
会場 和光学園(技術室)
会場へのアクセス
小田急線「鶴川」駅および京王相模原線「若葉台」駅から バス・タクシーで約10分
会場への問い合わせは 和光学園WEBページ または和光学園 亀山まで
内容
丸太材からテープカッターへ
技術・家庭科教育の基礎・基本を考える
『技術・家庭科教育ものづくり大全?その理念と教育実践』から
実生活に即して生産の科学を概観すると,工学および農学などの広い分野に学問的基礎がある.生徒たちの教材的視点から見ると,生産などに含まれる力学,電気,化学,生物学,材料学,製作法などになる.ここで教材について,改めて言及したい.教材とは,教科の内容を教えるための素材である
技術・家庭科で学習する内容は,科学に裏付けられた教科内容になるので,原理,法則および仕組みなどを理解することを軽視することはできない.
技術・家庭科の一番の特徴は道具である.これだけたくさんの道具や機械,器具を使う教科は技術・家庭科をおいて他にない.実習・製作は理論と実践の相互作用の場である.
使用目的に即して製作品の構想を具体化し,構想図をもとにして,製作図をかくことができることが大切である (P 110〜P 128)
今回は、木材(丸太材)を用いて、材料の科学的知識を知り、実生活に必要な作品(テープカッタ)を つくる 為の構想・設計・加工(道具や機械を正しく用いる)まで検討する。
丸太材で学べることは
・丸太材の断面の観察からわかること
・輪切りにした断面の観察からわかること
・丸太材を加工して小作品作りの材料としてわかること
設計(作品製作)の手順は以下のようである
1.目的をはっきりさせる→デザインを決める
2.大きさを決める→ゆとりが必要なことを考えさせる
3.図に表す→形や大きさを正しく表す
4.材料の強さを考える→材料の強度から材料の厚さを考えさせる
5.接合方法を決める→部材の組み合わせ方を考えさせる
6.製作するための図を描く→製作手順や製作のしやすさを考える
7.部品加工と組み立て → 道具の使い方を考える
提案・製作 野本 勇 (研究部)
研究会に対する問い合わせ先
野本 勇