第62次 技術・家庭科教育研究全国大会
主催: 産業教育研究連盟,後援: 大東文化大学,東京都教育委員会
大会テーマ
『巧みな手、科学する頭、人と人を結ぶ心を育む技術教育・家庭科教育』
- 日程: 2013年8月4(日),5 (月),6 (火)
- 会場: 大東文化会館(東武練馬駅北口下車徒歩2分) 地図
東京都板橋区徳丸2丁目4番21号
Tel: 03-5399-7038
Fax: 03-5399-7857
- 会費: 全日参加 4,000円 (会員 3,000円,学生2,000円)
1日のみ 3,000円 (会員 2,000円)
夕食・交流会 参加費: 3,000円
- 宿泊について
宿泊場所は、近場では東武東上線和光駅前のスーパーホテルと東横インなど少数しかありません。
複数の日程で参加される方は、各人で直接ホテルまで早めのご予約をお願いいたします。
大会の柱
- 今の技術教育・家庭科教育の問題点について情報交換し、今後どのように進めていくべきかを幅広い立場から検討します。
- 新学習指導要領の内容を実践的に検討しながら、教科のなかで子どもに真につけさせたい力を探ります。
- 子どもをひきつける教材についてさまざまな角度から検討し、魅力ある授業の内容と方法を探ります。
プログラム
8月4日(日)
9:00 受付
- 9:30-12:30 「授業をつくる」分科会12
- 1.ちょっとした工夫で輝く生物育成の授業
「生物育成」の授業でお悩みではありませんか?生物育成に恵まれた環境の学校がある反面、「耕地がない」、「プランターを置くスペースがない」、「授業中大勢の生徒が・耕地に移動するとクレームがある」など悩みを抱えている方も多いことでしょう。
この分科会では、生物育成の授業をわくわくさせるための工夫、授業スタイルのあり方、校内でどのように教職員の協力をとりつけるかなど、意見交換をします。そして、産教連で以前から議論されている食と農の実践のあり方について討論します。
2.加工(木材、金属、布など)の授業
「A 材料と加工に関する技術」ではどんな指導をしていますか。「これだけは身につけさせたい」指導者の視点や工夫、指導者として身につけておくべき材料や道具・機械の知識や技能などを検討します。
地域特産の材料や釘1本の仕組み・鋸・玄翁など材料や工具の指導を大切にして、理論と結びついた学習をさせたいものです。プリント1枚の理論や実践報告も歓迎です。
- 13:30-14:30 全体会
- 14:30-16:00 講演 これからの「環境とエネルギー」 講師 青山 貞一 (東京都市大学名誉教授)
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【講師紹介】 環境政策論、公共政策論を専門に、国際的視野をもちながら環境問題の現場に積極的に関わる活動をしている。これまで川崎市環境基本条例・環境基本計画など地方自治体の20以上の条例制定、計画策定に従事するなどアセス制度、環境管理制度、大気汚染規制、ダイオキシン規制などの政策や立法で行政府、立法府を支援してきた。さらに第三者的立場から主要環境公害裁判に証人として出廷もしてきた。
- 16:15-17:30 教材・教具発表会
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手づくりの教材や教具の発表会です。実習題材、演示教具、視聴覚教材など多様なものを持ち寄っての発表です。ぜひとっておきの教材教具をご持参ください。常時展示コーナーも有ります。
- 17:45-18:30 産業教育研究連盟総会
- ぜひ会員になり,技術・家庭科教育を共に育てていきましょう.
8月5日(月)
- 9:30-12:30 「授業をつくる」分科会34
- 3.電気・機械・情報の授業
学習指導要領では「エネル・Mー変換」とひとくくりにされている電気、機械などの工学的な分野は技術教育として大事な分野です。
産教連では技術・科学の原理をいかした教材の仕組みの探求を重視してきました。
生産技術について理解を広げるための基礎・基本とは何か、何をどこまでどのように指導するかを検討します。
情報の学習では、これまで、ともするとコンピュータ操作スキル向上やマナー指導に傾きがちでしたが、必修となった計測・制御について何をどのように指導するか検討します。
4.どうつくる家庭科の授業
家庭分野は「衣生活」「食生活」「住生活」「家族」「消費生活」と広く、生活の技術よりも生活の知識のほうが重視された教育課程になっています。「住生活」や「家族」「消費生活」などは実習、演習がしづらく、知識中心の講義式の授業になりがちです。授業の進め方に悩んでいる方も多いかと思います。
この分科会では、模擬授業的演習を含んで立体的な学びをどのようにつくるか提案していきます。家庭科の授業で困っていることを解決していくために討論していきます。
- 13:30-14:40 実践講座
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◆肌に触れる綿布、その糸を作る手業と道具と機械を実物やDVD を見ながらたどります。技術と家庭科および総合などで展開できる内容の講座です。
(実践講座@担当者:藤木勝東京学芸大学非常勤講師)
◆家庭にある電気器具一つから宇宙ロケットにいたるまで上手な半田付けが支えています。半田・半田付けの理論を学び技を身につける講座です。
(実践講座A担当者:太洋電機産業株式会社)
- 15:00-17:30 実技コーナー「匠塾」
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授業にすぐに活かせる教材・教具を作ります。「授業をつくる分科会」の関連の実技的な内容も扱います。時間いっぱいかけてつくるものや2つ3つと取り組んで授業のネタや材料をいろいろ仕入れることもできます。
☆出店予定☆「半田ごての手入れと半田付け実習」「パソコン利用で何でも表示できるLED」 「延長コード製作指導のいろいろ」「木製テープカッターNew バージョン」「手縫いですぐできるティッシュケース・ブックカバー」「タオルでつくるミニぬいぐるみ」 などなど ★持ち込み出店・ス迎!
- 18:00-19:30 夕食・交流会
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外に出て夕食をとりながらの交流会です。分科会では話せなかったことや体験・愚痴など老若男女が気楽に語ります。そこから思いもよらぬ発想、展開が浮かぶかも知れません。事前申し込みをお願いします。
8月6日(火)
- 9:30-11:45 教科教育・教育課程を考える討論会
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基調提案や分科会討議を活かし、教科教育や教育課程づくり、日々の授業改善や評価問題などを全員で考える討論会です。少ない予算と時間数、専任不在校の増加など厳しい条件もありますが、この場でのレポート発表も含めながら、各地・各校の状況や取り組みも出し合い、討論します。
- 11:30-12:30 全体会
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本大会のまとめと今後の課題など
- 13:30-15:30 見学会 トプコン
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長年にわたって培ってきた光学技術やGPS 技術をもとに、各種の検査・測定機器を開発・製造しているメーカーです。それらの技術開発に関わる話を聞き、見学する予定です。