産業教育研究連盟とは?

技術・家庭科の教師や研究者が中心となって、技術教育・家庭科教育を、より充実させようと集まっている団体です。
 ものづくり教材の研究開発は、連盟設立当初から取り組んでいるので、豊富な蓄積があります。 「お豆腐づくり」や「織物づくり」といった教材に、どこかで出会ったことがありませんか? これらは私たちの活動のなかで生まれたものです。毎日の授業で悩んだ教師が集まり、教材づくりにあれこれと議論をして、少しでもおもしろい教材を作ろうとしてきました。技術・家庭科にとどまらず、小学校、中学校の他教科、高校などの実践にも役立つ教材がたくさんあります。このページをごらんになったみなさまのお役に立てればと、実践の一部をホームページ上で公開していきます。ぜひお役立てください。
 また月刊誌『技術教室』にも,たくさんの実践を掲載してきました。書店でお求めいただけます。こちらもぜひご覧ください。もし,お時間があれば、実践の様子を教えてください。うまくいかなかったら、小さなことでもご相談ください。私たちは、「どういうところでうまくいかないか」が、教材をよりよいものにしていくために、とても大切な問題だと思っているからです。
 技術教育・家庭科教育は、「作り方」とともに、人の歴史や、社会の状況、経済や職業について、子どもたちが考えていくために極めて重要な入り口になると考えています。これらは技術・家庭科だけの問題ではなく、ほとんどすべての教育段階で、多くの教科によってなされるものでしょう。
 しかし、現在の状況は、けっして楽観的なものではありません。 従来の技術・家庭科では、私たちの考えを学校教育のなかで十分に生かせないのです。それは教科の時間数が週1〜2時間というきわめて厳しい条件的な制約があるためです。 ですから、多くの教科に関わる方に参加いただき、実践を充実させていきたいと思っています。