No.338 1980年9月
技術教室 産業教育研究連盟編集
特集/これからの製図・加工教材の工夫
新製図論争-ものを作る中で書かせてよいのか投影の理論から厳密に進むか- 大谷良光vs佐藤禎一 6
1. ものを作る中で製図が書けるように 6
2. 投影板,投射線を使って投影を教える 7
3. 製図抜きで作らせる方法は? 8
4. 左きき用のT定規があってもいい 10
5. コンパスの芯のとりかえのことなど 11
ここまで教えられる「製図」学習-できれば領域の独立を- 東京都練馬区立大泉北中学校 河野義顕 12
1. 製図学習をめぐる最近の動き 12
2. 学習指導要領の移り変わりと今日の製図領域欠落まで 12
3. 製図学習のねらい 13
4. 教育課程の中での「製図」の位置づけ 14
5. おわりに-技術教育は技術科教師の手で- 16
木材加工の発想の転換を-木工室の騒音の中から- 宮城県泉市立八乙女中学校 高橋豪一 18
1. はじめに 18
2. 腰掛づくり 19
3. 工作教育と物作り 21
「状さし」「伝言板」でよいのか-金属加工・薄板金加工の意義と問題点- 東京都板橋区立板橋第二中学校 池上正道 26
1. 簡単なものにするだけでよいのか 26
2. 0.5mm薄板金と技術的に思考する物 27
3. 接合には抵抗溶接機がほしい 29
4. 金属塗装も教える必要があるのでは 30
5. 仕事の段取りを考えさせる必要がないか 31
6. 薄板金加工,3mmトタン板20年の歴史 32
7. 「技能教育」排撃の声をあげたころ 33
8. 「技術・家庭科」の成立と薄板金加工のその後 34
9. 薄板金囲うを技術教育の中に位置づけながら 36
下駄を数える 東京都葛飾区立亀有中学校 向山玉雄 37
1. 下駄を教材にした教材屋さんとの出会い 37
2. 教材としての下駄-その特殊性- 39
3. ゲタの設計と作業工程 40
4. 指導過程と生徒の反応 42
5. 生徒の感想と発展 45
新しい木材加工の工夫-書見台の製作- 広島県御調町立御調中学校 谷中貫之 49
1. はじめに 49
2. 授業設計にあたって考えたこと 49
3. ワークシート作成のポイント 51
4. 書見台製作の授業展開 51
5. 本例の問題点 55
技術教育における旋盤加工の重要性 東京都立葛西工業高等学校 深山明彦 56
1. 一般教養としての機械加工技術の学習 56
2. 学習指導要領上の問題点 56
3. 技術教育で旋盤を取り上げる教育上の意味 57
4. 製作題材にかかわって,高校の立場からいくつかの雑感 60
<連載コーナー>
シリーズ対談《ここに技あり》第3回-その2-「日本と中国の懸橋に」-フグの研究を通して- 北濱喜一vs三浦基弘 72
1. フグの毒は青酸カリの1000倍 72
2. 名付けた新種は三種類 73
3. 機宜にかなった中国での挨拶 75
4. 鑑定の泰斗,本領を発揮 76
職人探訪(26)川並 小安四郎さん 飯田一男 66
1. 筏乗りむかしばなし 66
2. 木場の水につかると材木の肌が良くなった 67
3. 客が惚れるような筏を組んだものさ 69
道具作り見てある記(8)-越後与板釿鍛冶をたずねて- 大東文化大学 和田章 88
力学よもやま話(63)蛇と縄(1) 東京都立小石川工業高等学校 三浦基弘 64
技術記念物-ガス(1)- 茨城大学 永島利明 78
産教連のあしあと(32)-職業指導事典の刊行と高田大会の成果- 大東文化大学 清原道寿 80
1. 職業科指導事典の刊行 80
2. 新潟県高田市における職業・家庭科全国大会 82
家庭でできる技術・労働の教育(4) 東京・葛飾区一之台中学校 熊谷嬢重 86
1. 夏休みの仕事 86
2. 庭の虫を大切に 87
<すぐに役立つ教材研究>
日本人と動物性食品-肉と魚の保存法- 東京都品川区立荏原第一中学校 坂本典子 92
1. 獣肉はどのように利用されているか 92
2. ブタ肉の貯ぞう 93
3. 魚の貯ぞう 93
<今月のことば>
鉄は熱きうちに打て 東京都八王子市立浅川中学校 小池一清 4
教育時評 71
図書紹介 85
ほん 55,87
産教連ニュース 95
編集後記 96
編集 産業教育研究連盟代表 諏訪義英
発行者 沢田明治
発行所 株式会社 民衆社
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