No.294 1977年1月
技術教育 産業教育研究連盟編集

 特集T:教課審「審議のまとめ」を検討する
 男女別学の踏襲と勤労に関する体験的学習の教科 東京・八王子市立浅川中学校 小池一清 2
  1 文部省の主な路問題は何であった 2
  2 教育審がたてた改善のねらいの3点 2
  3 技術・家庭科の改善がどうまとめられたか 2
  4 改善の問題点 3
 教育課程審議会の[審議の]まとめを読んで
  ――京都の民主教育を発展させていく立場から―― 世木郁夫 5
   1 はじめに 5
   2 批判・検討の視点 5
   3 「審議のまとめ」全般にみられる問題点 5
   4 技術・家庭科について 6
   5 むすび 8
 小・中・高一貫の立場から 東京・府中第3中学校 保泉信二 8
  1 「まとめ」にみられる小・中・高一貫の構想 9
  2 小・中・高一貫教育を主張する立場 9
  3 技術教育や職業教育に一貫性がみられるか 9
 チグハグな「まとめ」かた 小川顕正 10
 3・3・3→2・2・3をどう考えるか
  ――そのなかで技術・家庭科の教師は―― 東京都板橋区立板橋第2中学校教諭 池上正道 12
  1 授業時数は減るが4時間分「何か」が増える 12
  2 「総合学習」を持って行ったら 13
  3 「選択教科」はどうなるのか? 15
 高校の勤労体験学習の新教科は見送られた 千葉・市川工業高校 水越庸夫 15
  1 総授業時数は変わっていない 16
  2 そうじや草取りは勤労体験学習か 17
  3 製図の学習は専門学科か 17
  4 多様な選択履修ができるというが 18
  5 片手持ちの小・中・高を通じての一貫教育 18
 “現代版「女訓」的教科か”――高校家庭一般の場合―― 東京都立戸山高等学校 和田典子 18
  1 女子のみの特設教科がねらうもの 19
  2 体験的学習の中核教科という性格づけ 20
  3 内容の精選とかかわって 20
 問いなおされる「まともな技術教育」 東京・武蔵野第2中学校 植村千枝 21
  1 勤労観の育成が要求されてきた背景を探る 21
  2 運用の面の問題点 23
  3 これからのとりくみ 24 
 家庭科の男女共修運動をすすめて 家庭科の男女共修をすすめる会 佐藤慶子 25
 総論から各論へ――今こそ教師の力量を発揮すべきとき 都立小石川工業高校 三浦基弘 28

  座談会
 「教育課程の基準の改善について」
 その問題点を探る
 植村千枝(武蔵野二中) 沼口博(大東文化大)
 平野幸司(長房中)   藤村知子(三鷹一中)
 向山玉雄(奥戸中)司会・坂本典子(○原一中) 29
  1 何が問題点か 29
  2 体験的学習でよいのか 30
  3 領域していで共学は可能か 31
  4 削除で内容精選はできるか 32
  5 技術・家庭は一教科か,二教科か 34

 特集U:電気学習
 田子学習と教材づくり 産教連常任委員,東京・奥戸中学校 向山玉雄 35
  1 電気学習で育てる子どもの能力 35
  2 現行教科書で不足しているもの 35
  3 正しい回路概念を形成させるための教材群 36
  4 創意的教材づくりの必要 36
 電磁誘導作用をどう指導するか
   ――内燃機関の点火装置のしくみの指導から―― 広島県福山市立城北中学校 東谷逸郎 37
  1 はじめに 37
  2 目標 38
  3 準備物 38
  4 実験指導の過程 38
  5 おわりに 39
 チョークコイルとコンデンサ―を利用したわかりやすい同調回路 大阪市立東生野中学校 下田和美 39
 感電とアースの働きをどう教えたか
   ――問題解決の中で回路を考える授業―― 静岡県藤枝市立益津中学校 村松剛一 41
 電気回路とテスター 宮城・西多賀用語学校――病弱児―― 高橋豪一 47
 教師の目・子どもの目/子どもの“目”と子どもの“芽” 東京教育大学附属桐ヶ丘養護学校 中村雅 52
  1 子どもの“目”あるいは“芽” 52
  2 教師の目 53
 実践報告/「穂州織」ととりくんで 兵庫・西脇市立西脇東中学校 江口のり子 55
 <教材・教具の研究>
 簡易導通テスターの製作――豆球式から発光ダイオード式へ―― 神戸大学教育学部附属住吉中学校 上西一郎 61
  1 はじめに 61
  2 教科書どおりの簡易導通テスタを作ってみると・・・ 61
  3 発光ダイオードを用いた簡易導通テスタ 62
  4 おわりに 62
 産教連ニュース 63
次号予告 64  
編集 産業教育研究連盟代表 後藤豊治
発行者 長宗泰造
発行所 株式会社 国土社

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